パワハラの裁判例

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21歳准看護士いじめ自殺事件(誠昇会北本共済病院事件)

《さいたま地方裁判所 2002年 9月 24日》

概要

原告らの長男である甲田太郎が、勤務する北本共済病院の職場の先輩である被告乙川二郎らのいじめが原因で2002年1月24日に自殺したとして、両親である原告らが、被告乙川に対しいじめ行為を理由に、また被告病院を設置する被告誠昇会に対しては、雇用契約上の安全配慮義務違反を理由に、損害賠償金合計3600万円及び訴状送達の日の翌日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を請求した。

判決

被告乙川二郎には、原告らに対し、被告医療法入誠昇会と連帯して、それぞれ500万円及びこれに対する2003年4月5日から支払済みまで年5分の割合による金員の支払いを命じた。また被告医療法人誠昇会には、原告らに対し、被告乙川二郎と連帯して、それぞれ250万円及びこれに対する2003年4月4日から支払済みまで年5分の割合による金員の支払いを命じた。

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